ねことドイツとANAマイル

ANAマイルをためて毎年ドイツを旅しています

オペラ、オペレッタ、ミュージカル:2019ドイツ旅・ウィーン編4

 
今回のドイツ旅はウィーンに3泊して、オペラ、オペレッタ、ミュージカルを観劇しました。
 
オペラは「ホフマン物語」、オペレッタは「天国と地獄」と、いずれもオッフェンバック。
 
ミュージカルは「キャバレー」。
 
f:id:meinereise:20191019171300j:plain
 
楽しんできました♪
 
<目次>

 
 

チケットの購入方法

 
私はいつもチケットを事前にネットで購入します。
 
普通はホールや団体のサイトから調べますが、ウィーンはウィーンでの公演を全部まとめて検索できるサイトがあります。
 
www.culturall.com
 
この ↑ 「Culturall」というサイト。
 
なんと日本語表記もあります。超便利。
 
クレジットカードで支払い、チケットはPDFをダウンロードしてプリントアウトして持参すればOK。
 
iPhoneのWallletにもダウンロードできます。
 
f:id:meinereise:20191019172301j:plain
 
今回はプリントアウトしたチケットで入場しました。
 
 

ホフマン物語@国立歌劇場

 
f:id:meinereise:20191019201319j:plain
 
ウィーン国立歌劇場です。
上の写真は昼間に撮影したので空が青い!
 
9月11日(水)19時開演。
 
f:id:meinereise:20191019201349j:plain
 
緞帳の絵がホフマン物語のジュリエッタの「舟唄」のシーンかと思い、「今まで気づかなかったけれど、演目ごとに変わるの?」と驚きましたが、全然違いました。
 
(^^;)
 
基本的に緞帳の絵は年度ごとに変わり、この絵はグルックのオペラ「オルフェオとエウリディーチェ」のようです。
 
ちなみに2日後に観た同じオッフェンバックの「天国と地獄」は「オルフェオとエウリディーチェ」のパロディです。
関係ないけど。
 
 
f:id:meinereise:20191019201419j:plain
 
この大きなシャンデリアは、ウィーン国立歌劇場の映像を見るとたいてい映し出されています。
写真だと分かりにくいのですが、実際に見るととても見事、豪華で素敵です。
 
 
f:id:meinereise:20191019201441j:plain
 
この歌劇場は3年ぶり。
字幕モニターが進化していました! 
タブレットみたい。
 
f:id:meinereise:20191019201513j:plain
 
キャストやあらすじも読めます。
 
 

あらすじ

 
ホフマン物語を一言で言うと、ドイツの詩人・ホフマンが自分の恋愛3題を語る、というお話。
 

  • 1幕。酒場で盛り上がり、ホフマンが昔の破れた三つの恋の話を始める。
  • 2幕。ホフマンは機械仕掛けの人形オリンピアに恋をするが、オリンピアの動きが暴走して壊れ、ようやく人形だと気づく。
  • 3幕の恋の相手である歌手アントニアは、歌うと死んでしまう病気?で死亡。
  • 4幕では娼婦のジュリエッタに弄ばれて影を失い絶望。
  • 5幕で再び酒場。話し終えたところで、現在の恋の相手のプリマドンナ、ステラが公演を終えてやって来るが、過去の相手3人の面影に取り乱すホフマンを残して退場。

 
というようなストーリーです。
 
なんだかよくわからない話ですが、オペラはストーリーより音楽を楽しむものなので(笑)。
 
幻想的な雰囲気が、かなり好きです。
 
ちなみにホフマン物語はいろいろな版があるようですが、私が観たことがあるのはすべて上記のストーリーです。
 
 

感想

 
今回一番驚いたのはオリンピア、アントニア、ジュリエッタの3人を同じ歌手が演じたことでした。
 
タイプの異なる3人を一人で歌い分けるなんてすごい!と単純に感心。
 
3人の中ではオリンピアの超絶技巧とコミカルな動きが楽しくて好きなのですが、今回も素晴らしかったです。
 
 

キャスト・スタッフ

 
DIRIGENT:Frédéric Chaslin
INSZENIERUNG:Andrei Serban
CHOREOGRAPHIE:Niky Wolcz

Hoffmann:Dmitry Korchak
Muse/Nicklausse:Gaëlle Arquez
Lindorf/Coppélius/Miracel/Dapertutto:Luca Pisaroni
Andrès/Cochenille/Frantz/Pitichinaccio:Michael Laurenz
Olympia:Olga Peretyatko
Antonia:Olga Peretyatko
Giulietta:Olga Peretyatko
 
 

 
 

キャバレー@フォルクスオーパー

 
9月12日(木)19時開演。
 
f:id:meinereise:20191019204648j:plain
 
フォルクスオーパーです。
木に隠れてよく見えませんが、白い壁が印象的な建物です。
 
1階のロビーが狭いので、みなさん外で開演時間を待っています。
 
 
f:id:meinereise:20191019204719j:plain
 
外壁には大きなポスター。
期待が高まります。
 
f:id:meinereise:20191019171300j:plain
 
開演前の舞台。
 
緞帳なし、セットが最初から見えている演出です。
 
 

あらすじ

 
実は「キャバレー」を観たのは今回が初めて。
このミュージカルのチケットが取れたので、ライザ・ミネリの映画「キャバレー」のDVDを入手し、予習しました。
 
でも映画バージョンとミュージカルバージョンは、内容もけっこう違います。
 
つまり、あらすじを語れるほど詳しくないのですが。
一言で言うと、1930年代のベルリン、キャバレーにもナチスの影が迫り……という感じ。
 
私は残念ながら、日本でもドイツでもキャバレーに行ったことがないので正確なところは分かりませんが、ドイツのキャバレー(カバレット)はただの風俗店ではなく、舞台のカテゴリーに入るイメージです。
歌とダンスのショーを上演し、ちょっと文学的で風刺が効いていて。
 
そのキャバレーのスター歌手・サリーと、アメリカから来た駆け出しの作家・クリフの恋と破局。
二人が住む下宿の大家の年配女性・シュナイダーさんと、下宿に住むユダヤ人の年配男性・シュルツさんの恋と破局。
 
ベルリンのキャバレーの風刺的で退廃的な雰囲気とショーのカッコよさ、それがナチスの台頭で規制されていくさま、失われる日常。
 
いろいろ考えさせられます。
 
 

感想

 
今回の旅で観た三つの演目のうち、これが一番良かったです。
 
サリーの歌とダンスもライザ・ミネリに負けず劣らず良かったし、キャバレーの道化司会者は通常男性が演じるようですがこの舞台では女性で、これがまた、気味悪さと可愛らしさがうまい具合に同居していてとても良かった。
映画を見たときはサリーが主役だと思いましたが、舞台ではこの司会者が本当の主役?という印象でした。
 
そしてユダヤ人の年配男性・シュルツさんがとてもいい味を出している……と思ったら、フォルクスオーパー総裁のロベルト・マイヤーさんでした。
さすが! 
 
また観たいなあ。
ウィーンに次に行った時に上演していたら、また観てしまうだろうなあ。
 
 

キャスト・スタッフ

 
Dirigent:
Lorenz C. Aichner

Regie
:Gil Mehmert

Choreographie
:Melissa King


Conférencier 
:Ruth Brauer-Kvam

Sally Bowles
:Bettina Mönch

Clifford Bradshaw:Jörn-Felix Alt

Fräulein Schneider
:Dagmar Hellberg

Herr Schultz:Robert Meyer

Fräulein Kost
:Johanna Arrouas

Ernst Ludwig
:Peter Lesiak

Max:Jakob Semotan

Piccolo:
Matthias Trattner

 
 

 
 

天国と地獄@フォルクスオーパー

 
9月13日(金)19時開演。
 
旅行最後の夜です。
再びフォルクスオーパーに来ました。
 
f:id:meinereise:20191019204525j:plain
 
「天国と地獄」の方が通りがいいのですが、原題は「地獄のオルフェ」。
写真はフォルクスオーパーの外壁のポスターです。
 
f:id:meinereise:20191019204558j:plain
 
この緞帳も、「天国と地獄」の神々をイメージしたものかな?と思ったのですが、演目とは関係なく、緞帳の絵はこれなのでした。
 
 

あらすじ

 
キャバレー同様、天国と地獄も「カステラ一番」の有名なメロディくらいしか知らなかったので、事前にDVDを入手して予習しました。
 
まず重要なのは、これがグルックのオペラ「オルフェオとエウリディーチェ」のパロディだということです。
 
私はこの「オルフェオとエウリディーチェ」も見たことがないのですが……。
 
(^^;)
 
気を取り直して。
 
簡単に言うと「オルフェオとエウリディーチェ」は純愛物語。
死亡した妻エウリディーチェを取り戻すために夫オルフェオが地獄へ行き、連れ戻す際の条件「決して振り返って妻を見てはならない」を破って振り返ったにもかかわらず、その愛の深さを神が認め、二人揃って無事帰還……という話。
 
そのパロディである「天国と地獄」になると、夫婦は倦怠期でそろって愛人がいるという設定。しかも妻の愛人は神々の一人。
妻が死亡し夫は喜びを隠しきれないが、世論がうるさいので、渋々地獄へ取り戻しに行く。連れ戻す際に「決して振り返ってはならない」と言われても、妻を気遣って振り返って見たりしないので、神が落雷を起こし驚かせて振り向かせ、妻を連れ帰るのに失敗した夫は喜んで一人で帰還。妻も神々の世界に残り、世論以外はみなハッピーという結末。
 
フランス人オッフェンバックの風刺と皮肉が効いたオペレッタです。
 
 

感想

 
もうストーリーだけで面白いので、もちろん十分に楽しかったのですが、予習で見たDVDが良すぎました。
 
ミンコフスキ指揮、リヨン歌劇場、演出ローラン・ペリー、妻がナタリー・デセイ、神ジュピターがローラン・ナウリというDVDです。
 
このDVDと比べてしまうと楽しさで負けてしまう……。
ごめんなさい! 
 
ということで、最後の夜はちょっぴり不完全燃焼でした。
 
 

キャスト・スタッフ

 
Dirigent:Guido Mancusi

Regie
:Helmut Baumann
Choreographie:Roswitha Stadlmann


Pluto (Aristeus):
David Sitka

Jupiter:Kurt Schreibmayer

Orpheus
:Thomas Sigwald

Hans Styx:Boris Eder

Merkur
:Gernot Kranner

Mars
:Heinz Fitzka

Eurydike:Julia Koci

Diana:Birgid Steinberger

Öffentliche Meinung:Regula Rosin

Venus
:Martina Mikelić

Cupido:Jakob Semotan

Juno
:Christian Graf

Minerva:
Elvira Soukop

Eine Schülerin des Orpheus:
Una Stanic

 
 

 
 



スポンサーリンク