チューリッヒでシャガールのステンドグラスを見る:2018ドイツ旅・スイス編7
チューリッヒに到着した2018年9月9日(日)の午後と、翌10日(月)の午前に、チューリッヒ観光しました。
一番の目的はシャガールのステンドグラスが有名な聖母聖堂(Fraumünster)ですが、中央駅から湖まで歩いて街の表情を楽しみました。
移動用に1日券を購入
まず、ホテル最寄りのエルリコン駅でTAGESKARTE(1日券)を購入。
エルリコン駅のPC画像と1日券
チケットの上の方に、GÜLTIG BIS 10.09.2018 UM 17:20 UHR(2018年9月10日17:20まで有効)、下の方には、2.KL.(2等車)、ERWACHSENE(大人)、CHF8.80(8.80スイスフラン=1050円くらい)と書いてあります。
ゾーンは「110」。
チューリッヒのゾーン分けはこちら。
ZürichCARD Gültigkeitsbereich | ZürichCARD validity area(PDF)🔗
チューリッヒ中央駅(Zürich HB)周辺と、ホテルのあるエルリコン(Oerlikon)は、いずれも「110」なので、このチケットがあればチューリッヒの市街地のバスも乗れるし、中央駅とホテルの往復にも使えます。
料金はこちらのサイトに載っています。
1回券(通常の切符)が4.40スイスフランだったので、1往復すれば元が取れます。私は9日夕方と10日午前に観光する予定だったので、それだけでもお得。歩き疲れるとバスを利用できたので便利でした。
いちいち切符を買う手間も省けるし、おすすめです。
チューリッヒ中央駅は広い
エルリコン駅から中央駅までは電車で5分程度です。
しかし駅が広くて、到着してからが一苦労。
どちらに出ればいいのか分かりません。
地下に到着し、地上階に出たら、一番北端の18番線の横でした。
この写真の電車の一番奥の方に出たんです。ここまで歩いてきてからやっと撮影。
駅のホールの南側に出たいのですが……。
やっと到着したホールも広くて、どこから出たらいいのか分かりません。
謎のオブジェ。
「天使」だと思いますが……。
あまりのインパクトについ撮影。
バーンホフ通りを歩く
なんとか目指すバーンホフ通り(Bahnhofstrasse)へ出ました。
駅の正面玄関っぽいところからまっすぐ伸びています。
この通りが一番の目抜き通り。トラムやバスもたくさん走っています。
歩道が広くて、菩提樹並木がいい感じです。
湖に近い方まで行くと、サイのオブジェがありました。
リンデンホフの丘(Lindenhof)
途中、左へレン通り(Rennweg)に入って、さらに左へフォルトゥナガッセ(Fortunagasse)を登っていくと、リンデンホフの丘に出ます。
リマト川(Limmat)と、対岸の旧市街が見渡せます。
大聖堂(Grossmünster)。
スイス最大のロマネスク様式教会です。
ほぼ正面にはプレディガー教会。
チューリッヒで一番高い塔を持つバロック建築の教会だそうです。
その奥にはチューリッヒ大学や連邦工科大学があります。
丘の上は公園になっていて、地元の人たちが遊んだりくつろいだりしています。
サッカーやブランコで遊ぶ親子連れも。
大きなチェスもあります。
来たのと逆の道を下りていくと、長い文章を壁に書いた店がありました。
ホテル「Kindli」のレストラン(スイス料理店)です。文章は
Das Haus zum Kindli wohl bekannt anno 15hundert als Gasthaus stand
Waldmann u. Göldlin Zürichs Bürgermeister bannten beim Trunk hier der Sorgen Geister
このホテルが15世紀からあること、2人の市長との逸話を書いているようです。
ラートハウス橋
さらに下ると、リマト川にかかるラートハウス橋(Rathausbrücke)に出ました。
名前の通りラートハウス(市庁舎)があります。
ガイドブックによるとギルド時代の建物で、現在は会議場とのこと。
その向かい側には「KANTONSPOLIZEI」(州警察)と書かれた建物。
聖ペーター教会
川を挟んで逆側を見ると、ピンクの建物(ホテル)、その両側に教会が見えます。
右が聖ペーター教会(St. Peterskirche)、左が聖母聖堂(Fraumünster)。
聖ペーター教会はチューリッヒで最も古く、塔の時計の文字盤が大きいことでも有名のようです。
近くまで行ってみましたが、もう遅くて閉まっており、中には入れませんでした。残念。
チューリッヒ湖
湖に到着すると、ちょうど船が接岸するところでした。
遊覧船で湖を回るのも楽しそうです。
湖を見ながら木陰のベンチでくつろぐ人たち。
餌をまいたのか、水鳥が集まっています。
ミュンスター橋
リマト川沿いに、中央駅方向へ戻ります。
湖から二つ目の橋がミュンスター橋(Münsterbrücke)。
名前の通り、大聖堂(グロースミュンスター)と聖母聖堂(フラウミュンスター)が、橋の両側に見えます。
「聖母聖堂」は既に見学時間を終了しています。10:00から見学OKなので、翌日の午前中にもう一度来ました。
聖母聖堂(フラウミュンスター)
ここは入場料が必要です。5スイスフラン(約600円)。ガイドブックがもらえます。日本語版もありました。
目的はシャガールのステンドグラスです。
ジャコメッティのステンドグラスもあります。
残念ながら内部は写真撮影不可。
でも、教会の中でステンドグラスから光が差し込む美しさは、やはり実際に見るのが一番です。
今回のチューリッヒ観光は駆け足だったので、もう一度じっくり訪れたいと思いました。その際には必ずこのステンドグラスもゆっくり見たいし、大聖堂のステンドグラスも見たいし……。絶対に再訪しようと心に決めました。
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