モンシャウのマスタード:2017ドイツ旅・ベルリン編10

ベルリンに来たら、デパート「カーデーヴェー(KaDeWe)」でぜひ買いたいものがあります。

モンシャウのマスタード(ゼンフ=Senf aus Monschau)です。

f:id:meinereise:20171105015343j:plain

モンシャウって?

ドイツに住んでいる人にも、モンシャウ(Monschau)って地名、あまり知られていないようです。

小さい村ですからねー。

村のサイトはこちら。

f:id:meinereise:20171103140950p:plain
www.monschau.de

ベルギーに近いドイツ西部の村

モンシャウはベルギーとの国境近くにあります。
ドイツのケルンやボンより、ベルギーのリエージュの方が近いくらい。

ドイツの秘境(!)アイフェル国立公園にあります。
国立公園にはヤマネコがいるらしいです!

www.newsdigest.de

友人に教えてもらった

なぜ私がこのような小さな村を知っているのかというと、ケルンに住む友人(ドイツ人)が教えてくれたからです。

2006年秋、その友人宅に泊めてもらった時、「遊びに行こう!」と車で連れて行ってくれたのです。

f:id:meinereise:20171105003913j:plain

f:id:meinereise:20171105003930j:plain

f:id:meinereise:20171105003946j:plain

木組みの家が多い、かわいらしい街並みは、グレー系モノトーンが中心。

ローテンブルクなど南部のかわいい街は、たいていパステルカラーなので、この色合いは新鮮に映りました。

「クリスマス」が有名

クリスマスショップ

友人のお目当はクリスマスグッズとマスタードでした。

モンシャウには「一年中クリスマス」なショップがあるのです。

クリスマスショップと言えばローテンブルクのケーテ・ウォルファルト
Käthe Wohlfahrt🔗)が有名ですが、ケーテだけではないのですね。

モンシャウのクリスマスショップは、その名も「クリスマスハウス」(Weihnachtshaus Monschau🔗)。

建物内はクリスマスグッズでいっぱい。
品揃え豊富で、ちょっと地域性も感じられて、楽しめます。
11月初旬でしたが、友人はクリスマス柄のひざ掛けや、飾り付けの小物をいろいろ買っていました。

クリスマスマーケット

村のサイトを見ると、一番左の「Erleben」(体験する)の中の最初の項目が「Monschauer Weihnachtsmarkt」(モンシャウのクリスマスマーケット)。村のイチオシということですよね。ちょうどこれからがシーズンです。

f:id:meinereise:20171103142754p:plain
Christmas market | city of Monschau🔗

↑ こちらは英語のページ。雪のモンシャウ、きれいですねー。

最近はドイツのクリスマスマーケットの旅行ツアーも多くありますね。
ツアーは南部が中心ですが、他の街のクリスマスマーケットも特色があって素敵です。

ドイツのクリスマスシーズンは12月25日の4週間前の日曜日(つまり11月下旬)から始まります。
クリスマスマーケットも、その週末から始まるところがほとんど。
日本のお祭りみたいな感じで、屋台がたくさん出て、ソーセージ(Wurst)やホットワイン(Glühwein)を食べたり飲んだりしながら、クリスマスグッズや日用品などの買い物を楽しみます。規模の大きいクリスマスマーケットでは移動遊園地的な乗り物があったり、イベントが行われたりします。
ベルリンのクリスマスマーケットでは不幸な事件もありましたが、基本的にはとても楽しくてオススメです!

マスタードにハマる

さて、だいぶ話が逸れましたが、今回のテーマはマスタードです。

友人の目的はこのお店でした。

「モンシャウの歴史的マスタード製粉所」。100年以上前からやっていて、現在は4代目と5代目だそうです。

最初は断りきれずに購入

こちらのマスタードは、サイトで確認すると22種類🔗

本当に、さまざまな味わいのマスタードがあり、店頭ではすべて味見できます。

友人は味見しながら「ここのマスタードは美味しいから買った方がいい」と、私にも再三購入を勧めてくれました。

いくら美味しいとはいえ、所詮はマスタードよねえ……と思いつつも、しかしそうは言えず、「でもこれは持ち帰るには大き過ぎる」と、やんわり断ると、「小さいのもあるよ!」と言いながら店の人に聞いてくれて、「全部、小瓶もOKだって。良かったねー」。

ドイツ人に「やんわり断る」なんて通用するわけありません(笑)。

そんなわけで、最初は無理矢理買わされた感、満載だったのですが……。

これが本当に美味しいのです!

店頭の味見ではよく分からなかったのですが、自宅で料理に使うと、あーら不思議、私ってこんなに料理上手だったのねーと勘違いするほど、いろいろ美味しくなるので、ウチには欠かせない調味料となってしまったのです。

1人での再訪は容易でない

全部使い切ってしまって、困りました。

ドイツに年1回は行くとしても、毎回ケルンには行きません。

ましてや、そうそう友人に車でモンシャウまで連れて行ってもらうわけにはいきません。

ネット販売(オンラインショップ🔗)の配送先はヨーロッパのみ。

どこか、よく行くドイツ語圏の街で買えないのかなあ……。

サイトをよく見てみました。

カーデーヴェーで買える

そうです。カーデーヴェー(KaDeWe)で買えるんです!

さすがカーデーヴェー!

そんなわけで、ベルリンに行ったら必ずカーデーヴェーに行って、マスタードを買っているのです。

ちなみに買える店は、ベルリンではカーデーヴェーだけ。
ドイツの西部や北部では、購入できる店が比較的多いようです。

初めての味に挑戦

カーデーヴェーには全種類とはいきませんが、かなりの種類が置いてあります。

わたしのお目当は「昔ながらのレシピ(Ur Rezept)」と「イチジク(Feige)」。

今回、特に「昔ながらのレシピ」がなくなりそうなので絶対買うぞーという意気込みで乗り込んだのですが……。

ない。

なぜー?

と泣いても始まらないので、代わりに別のマスタードを買ってみました。

f:id:meinereise:20171105014415j:plain

「Kaisersenf(皇帝マスタード)」です。

カーデーヴェーでは当然試食できません。名前から「主力商品に違いない」と勝手に推測して選びました。

しかも、200mlのやや小さめなものしかありません(通常サイズは335ml)。1個じゃ足りないと思って2個買いました。なのでイチジクは見送り。

お値段は2個で19.96ユーロ(クレジットカード引き落としは2,722円)でした。オンラインショップでは1個8.50ユーロなので、少々お高めですが、送料を考えれば全然問題ないです。

この皇帝マスタード、サイトで確認したところ、グリルした肉やマリネによく合うらしいです。
「昔ながらのレシピ」に負けず劣らず美味しいといいなー。

*追記
「皇帝マスタード」食べてみました。いわゆる粒マスタードでした。
日本で入手できる粒マスタードに比べて酸味が少なく、粒も小さめで、肉だけでなくいろいろなものによく合います。汎用性が高く、お気に入りがまた増えました。

関連記事

  • コメント ( 2 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. marcy0601

    この入れ物見たことあります!美味しいのですね〜。
    次回見かけたら買ってみまーす。
    素敵な情報をありがとうございました。

  2. meinereise

    しーさん。コメントありがとうございます。
    是非買ってみてください!
    日本でも買えるようになったらいいなあと思っているのですが……。誰か輸入販売してくれないかなあ。

CAPTCHA