2018SFC修行の全行程と総括
2018年5〜7月にSFC修行しました。
終わってみるとあっという間でした。
まあ、1カ月半くらいだったのでね……。
「プラチナ」になったことで、目的だったドイツ旅のビジネスクラス特典航空券、約2カ月前でも発券できました。
目標も達成してしまい、今ちょっと寂しい気持ちもあったりします。なんだかちょっぴり修行ロスっぽいかも。
振り返っていろいろ記しておきます。
SFC修行全行程
基本はクアラルンプール発券の「KULタッチ」です。
※「羽田⇄福岡」の料金は便宜上国際線部分に半額ずつ加算しています
クアラルンプール発券についてはこちら。
www.meinereise.me
かかった費用は
この、謎のフライトにいくらかかったかというのは、家族の理解を得るためにも重要なポイントです(^^;)。
過去にも一度書きました↑が、改めてまとめておきます。
上の表の通り、約37万円で目標の5万プレミアムポイント(PP)を獲得し、ANAの「プラチナ」に到達しました。
50万円がメドとされているので、37万円はかなりお得だったと思います。
このうち「ANA SKY コイン」で支払ったのが345,500円。自腹は24.850円でした。
コインの原資はANAマイルと、エポスポイントと、ふるさと納税の返礼品(※現在は終了)。いずれも「オマケ」的にもらったポイントです。
自腹分2万5000円、元取れちゃったかも?
実質的な持ち出しは2万5000円弱ですが……。
夫から「修行の間タダで飲み食いしてるんだよね?」と鋭い指摘がありました。
修行は5回、10日間を費やしていますが、その際の食費は機内食や空港ラウンジでかなり賄えています。
持ち出し分の2万5000円を10日で割ると、1日平均2500円。私の場合けっこうアルコールも飲んでるし、もしかして元取れちゃってる?という気がしなくもないのですが……。
いや、まあ、基本的に飲んで食べて楽しい修行でした(^^;)。
マイルも貯まる
獲得マイルは全部で 40,823マイル。
逆に、使ったANAコインは 345,500円分。マイル由来以外にエポスポイントやふるさと納税返礼分も含まれますが、全額をマイルから1.6倍で交換したと考えると、つぎ込んだマイルは 215,937.5マイルという計算になります。
40,823マイルを獲得していますから、差し引き175,114.5マイル。
昨年のドイツ旅のファーストクラス特典航空券は18万マイルでした。ほぼそれと同じですね。
まとめると修行費用は、約17万5000マイル+約2万5000円だったと言えそうです。
PP単価は
PP単価(1PP獲得にかかった金額)は
370,350円÷50,660PP=7.31円
ただ、他にもいろいろ考え方ありますね。
5万PPを得るために370,350円を費やしていると考えれば
370,350円÷50,000PP=7.41円
まあ大して変わりませんが。
航空券以外の費用を加えると
当然のことながら航空券以外にも費用は発生しています。
自宅⇄空港の交通費、有料の飲食、買い物、ホテル代……。
空港までの交通費や飲食、買い物は個人的なものとしても、ホテル代は関連費用という気がします。
私の場合は、4回目のサマサマラウンジ代1456円。
それから、5回目のチューンホテルKLIA2デイユース3418円。
あとは、初回のLCCエアアジアXの機内で使った1000円。これは通常なら機内サービスの範囲内なので、関連費用に入れましょう。
以上。
370,350円に加算すると376,224円。
376,224円÷50,000PP=7.52円
たいして変わりませんでした(笑)。
ゴールデンラウンジに入れなかった問題
旅には想定外の事態が付き物、というか、想定外こそが旅の醍醐味とも言えます。
今回の修行では、マレーシア航空ゴールデンラウンジに入れなかったのが最大の想定外でした。
入り口で「出発の3時間前から」と言われたため、当初は「3時間利用」がルールなのだと理解したのですが、ブログへのコメントでご助言いただき、少なくともインビテーションがあれば何時間前でも入れることが分かりました。
しかし「出発の3時間前から」は何を意味していたのでしょうか。入り口のスタッフ2人から時間差で立て続けに言われたので、聞き間違いや勘違いではなく、何らかの意味があったと思うのですが、今もナゾのままです。
出発3時間前といえば、ANAのチェックインカウンターが開く時間。
もしかしてモバイル搭乗券が認識されていなくて「搭乗券を発券してきてください」と言っていたとか?
あるいは「カウンターで貰えるインビテーションカードが必要です」と言っていたとか?
すでに出国手続きを終えてきている人に言うセリフではないと思いますが、トランジットでまだ搭乗券を発券していない人と認識されたのでしょうか。
しかし断られたのは2回だけで、3回はモバイル搭乗券だけで入室できているんですよね……。釈然としません。人によって入室基準や搭乗券への理解に差があるだけなのかもしれません。
英会話がもう少しできたら、入室できていたのかも。無念です。
インビテーションがあればOKらしい
私はモバイル搭乗券で済ませようとしたため、インビテーションの表示がありませんでした。
上は修行最後のフライト、クアラルンプール→羽田のモバイル搭乗券です。iPhoneのWalletアプリで表示させたものです。
プレミアムエコノミーでしたが、インビテーションの表示はなく、シート表示は「Y」。
こちら ↓ がエコノミーのモバイル搭乗券。4回目のクアラルンプール→羽田です。
シート表示はやはり「Y」。プレミアムエコノミーとエコノミーの区別は、この表示ではわかりません。
強いて言えば、座席番号で見分けることが可能と言えなくもないか……。
しかし、オンラインチェックインの際に届くメールの搭乗券にはインビテーションが明記されており、それを見せれば大丈夫、とコメントで教えていただきました。
なるほど!と思ってメールを確認してみました。
こちら ↑ は修行4回目の羽田→クアラルンプール分のメールです。
確かに情報量はモバイル搭乗券の画面よりずいぶん多く、インビテーション(この場合は羽田発なのでANA LOUNGE)も明記されています。
しかし、なぜかクアラルンプール発については、メールが届いていません。
もっと言うと、海外発券したクアラルンプール⇄福岡のチケット(冒頭の表の航空券1〜3)のうち、羽田⇄福岡と羽田→クアラルンプールについてはメールが届いていましたが、それ以外は一切届いていませんでした。
最後の片道発券分(クアラルンプール→羽田)はもちろん、クアラルンプール⇄羽田で発券した分(航空券4)は往復とも届いていません。
コメントをくださったmalayさんは、メールのインビテーションを提示してゴールデンラウンジに入室したそうなのですが……。
なぜ?
これもナゾのままです。今更ですがやっぱり気になります。
モバイル搭乗券は、まだいろいろ制約があるということなのかもしれません。
紙の搭乗券なら間違いない
気を取り直して……。
紙の搭乗券があれば、上記もろもろの問題はすべて解消されます。
クアラルンプールの出発フロアでANAカウンターに行って普通に搭乗手続きをするのが一番確実です。インビテーションだけでなく、出国審査の優先券ももらえます!
ただ、ANAカウンターは3時間前からしか開いていません。
開いていないときには、自動チェックイン機が有効です。紙の搭乗券にインビテーションも明記されます。
自動チェックイン機では出国審査優先券は得られないようですが、ANAカウンターが開くまで待てないことも多いと思うので、現実的な良い手段だと思います。そもそも早朝の出国審査はガラガラなので、優先券がなくても問題ありませんね。
入国する・しない&「おかえりなさい」問題
修行前に懸念していたこれらの問題。
言い換えれば「変な航程に触れてほしくない」問題。
基本的にはほとんど杞憂でした。
個人的には入国がオススメ
不安に思っていたのは、短時間で入国・出国することで、異常な航程を咎められるのではないかということでした。
しかし、クアラルンプールの入国・出国審査で、そんな気配は微塵も感じませんでした。
何も咎められないなら、入国した方がいいと私は考えます。
入国しないと何か問題あるのかと問われると、それは分かりません。法律上はともかく、場所としてはマレーシアに上陸しているので、本来必要であるはずの入国・出国審査をスルーするのが何となく後ろめたいというだけです。キセルしているみたいな感覚。
元々、入国しないほうが怪しくないのでは?と思って迷っていたので、咎められないのであれば入国しちゃえばいいかなーという感じです。
指紋採取される
ただしクアラルンプールの出入国審査では指紋採取されます。
さらに顔認証もしているようでした。
人をデータとしてチェックしているから、それ以上のこと(短時間で出国しているとか)は問わないのかもしれません。
指紋を取られるのが何となく嫌だという人もいるだろうなあと思います。私もそうでした。何回かやっているうちに抵抗感は薄れましたが、まだ何となく引っかかりはあります。
片道利用は要注意
入国するかしないか迷ったのは、この変な旅程にツッコミが入ると説明が面倒だというのがそもそもの理由でした。
そして、修行中1回だけ、この旅程にツッコミが入りました。
しょっぱなの羽田空港、エアアジアXのチェックインカウンターです。
エアアジアでは片道航空券しか購入しなかったので、帰国便について厳しくただされたのです。
今思えば、帰国便の証明としてモバイル搭乗券を見せれば良かった。
うっかり「eチケット控え」を提示したのが失敗で、翌日帰国さらにFUKタッチという旅程が一層の疑念を呼んでしまいました。
「おかえりなさいませ」は1度だけ見た
修行は乗務員並みの厳しい航程なので、往路と復路が同じCAさんということがあり、「おかえりなさいませ」と言われてしまう……とネット上でひそかに話題となっています。
実際、修行1回目のクアラルンプール→羽田で「おかえりなさいませ」と迎えられている人を見ました。
この方は本当の常連なのかもしれません。それならいいのですが、修行で短期間、瞬間的に頻繁に乗っているだけの私のような人間は、こう言われてしまうと、かなり恥ずかしい。
言われたらどうしよう……と心配していました。
でもこれも杞憂に終わりました。結局1度もなし。よかったです。
機内アナウンスを聞いていると、往路と復路では明らかにスタッフが違いました。私の修行パターンとは違う間隔のシフトのようです。
「おかえりなさいませ」を回避したい人は、どうぞご参考にしてください。
会社への届け出
余談ですが、私が勤務する会社では海外に行くとき届け出なければなりません。
提出先は所属長です。
どう説明すればいいのか困って、結局、あまり説明せずに済ませました。
修行1回目の時「説明しづらいのですが……趣味に関連して……ただ飛行機に乗るためにクアラルンプールに行って、帰ってきます。夏までにあと数回繰り返しますがお許しください」と、あやふやなことを言いながら届け出ました。所属長も突然言われて面食らったようで「飛行機に乗るのが趣味なんだっけ?」と聞き返したくらいで「いえ、そういう訳ではないのですが」と応えると、その時はそれ以上踏み込みませんでした。
2回目に届け出た時には「これって、ただ行って帰ってくるだけなの?」と聞かれましたが「そうなんです。空港からも出ず」と応えると「空港からも出ないの!」と笑ってそれ以上は踏み込まず、残る届け出の時は何も言わずに受け取ってしてくれました。
変なのは分かってるんで追及しないで!というオーラを出すのが重要です(笑)。
もう一度修行するなら
現時点ではもう修行しないつもりでいます。
私の場合、特典航空券のビジネスクラスを取りやすくするのが目的でした。
十分とは言わないまでも、一応は目的を果たすことができました。
ANA SKY コインを使ったSFC修行はコスパ的によかったので修行に踏み切りましたが、ダイヤとかプラチナ継続とか、これ以上のコストはなかなか厳しい。修行のために休みを費やすのも現時点ではけっこう限界です。
修行ロスっぽい
しかし、そう分かっていても、なんだか後ろ髪引かれ……。
修行終了直後は、ドイツ旅の特典航空券確保という目標があったので良かったのですが、それが落ち着いてしまうと、なんだかぽっかり空虚感。
いわゆる修行ロス、なのかもしれません。
修行に向けてポイントサイトで頑張ってためたマイルが予想外に残っており、まだまだ旅行できちゃうというのもいけません。これを使って修行しちゃおうか……なんて考えもよぎります。
もし、もう一度修行するなら、今度はクアラルンプールと福岡以外のところに行きたいなあ。
などと考えて検索したら、高いこと!
海外発券FUK-KULタッチはやっぱりお得なんですね。
そんなわけで、やっぱり修行はしないことに決めました。少なくとも今年は。
来年以降、もしも、するとしたら……。
せっかくだから行き先もバラエティに富んだ、観光も一緒にできるような旅程を考えたいなあ。
今回がクアラルンプールと福岡だけ、費用も最小限に抑えたので、そんなことを夢想しています。
でもそれってコストも時間もかなりかかっちゃうんですよね。
うーむ。
体力的な問題は
時間が今より自由になる時というと、例えば定年後でしょうか。
そう遠くない将来ではありますが、しかしその頃、体力的に、健康問題的に、経済的に、修行をするだけの余裕があるのか、不安です。
体力的側面で言えば、今回のSFC修行、3回目までは特に問題ありませんでした。
しかし、4・5回目を連続で行ったのは、かなりキツかった。5回目はトランジットホテルを利用したにも関わらず、帰宅後は疲労困憊でした。ホテルを利用していなかったらどうなっていたことか。
修行をする時はインターバルを確保しましょう!
これが今後に向けた最大の教訓かもしれません。
今日、エアアジアでクアラルンプールに出発します。
ブログを引用させていただきたく、検討の程
宜しくお願いいます。
hah60580さん
コメントありがとうございます。
引用まったく問題ありません。どうぞよい旅を!
今年にSFC修行しようと思っていて今まさに悩んでることについて書かれており本当に参考になりました。有難うございます。
ともさんさん
コメントありがとうございます。
お役に立てればとってもうれしいです!
SFC修行頑張ってください。